いろどりの記憶書庫

読んだ本やお芝居の感想など♪

『ぽろぽろドール』豊島ミホ╎僕は、僕が好きだった。

 

二度と手に入らないもの、届かなくなったものに想いを寄せる本。

「僕が人形と眠るまで」の透明さ、喪失感。

 

心傷付いたとき、装丁に惹かれて手元に置いておきたくなった。

柔らかい夢の中、きらきらと輝く。

もう二度と触れることのできない、やさしい童話の世界へ。夜の童話の世界へ。