いろどりの記憶書庫

読んだ本やお芝居の感想など♪

『水底フェスタ』辻村深月╎どろりと苦い結末

 

今回はいまいち入り込めなかった。

蠱惑的に描写されているはずの由貴美にも、いまいち魅了されず。(最後は愛おしかったけど)

謎が明かされても「ふーん」という感じ。

結末はあまり救いが無く、どろりと苦い。

人間一人の個性よりも地縁を重視し、犯罪すらも覆い隠そうとするのは私には理解できない。