いろどりの記憶書庫

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『夜の国のクーパー』伊坂幸太郎╎大人の童話世界

 

※注!ネタバレしています。

 

 

 

 

 

これぞ大人の童話世界。

どうなることかとハラハラしながら読み進めたけれど、凄く素敵な結末だった!

数ページに1回は毛づくろいをする猫たちが可愛すぎる、中でもトム君は格別に可愛すぎる。確かに「トム」というより「トム君」というのがとてもよく似合う。

 

最後の節の複眼隊長の「みんなで帰るか」が、なんて温かい。待ち焦がれていた「おかえりなさい」と「ただいま」がどれほどの数交錯したのだろうと思うと、胸が熱くなる。

そして、大国と小国、猫とねずみ。自分よりも小さな者に出会ったとき、私はこれからどのように接していくことができるだろうか。