「人は〇〇のとき、おしゃべりせずにはいられないのです」のくだりに度々「いや、そうでもない」とツッコみ、私は根源的におしゃべりって好きじゃないのかなぁと思い悩む。
それは本書に書かれているように「おしゃべりを軽んじている」からではなく、おしゃべりを重要だと思っているからこそなのだけれど。
TwitterやLINEなど、掲示板とも異なる形のおしゃべり装置が広く流布した現在、特にメディアとインターネットのおしゃべりについての論は大きく変わるのだろう。
おしゃべりがつくり出してしまうモノ、おしゃべりのデメリットについてもより詳しく論じてほしかった。