『母が重くてたまらない』信田さよ子
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愛情じゃなくて支配だってもう気付いてたけど、「かけがえのない私幻想」はまだ残っていたのだ……。私だから支配するのではなくたまたまそこにいて都合がよかったからで、依存できれば他の誰でもいいのだろう。
私が背負えるのは私のぶんまで、思いあがった甘ったれのことなんて背負わない!
必要経費のたとえが興味深かった。プラスも必要、苦行を負うのは美徳に見えるが、それでは赤字決算になってしまう、と。
母性信仰してる人は、本当におめでたい人にしか見えない。(いたいた、学生時代にこんなやつ)
でもこの本を読む前に気付くことができていたのは、承認してくれる人がいてくれたから。
『菩提樹荘の殺人』有栖川有栖╎いつか終わりの瞬間が訪れても
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「若さ」がモチーフなためか、いつも以上に引き寄せられる話が多かった。妄想がはかどる。
しかし……火村先生の「人を殺したいと思ったことがあるから」って、どんな過去だったのか決まってないのですか!!
表題作ラスト2行の「聞いてみたいが、ついに知ることがないままになってもかまいはしない。」はアリスだけでなく、有栖川氏の本音なのでしょう。
「知る瞬間」が、火村シリーズの終わりの瞬間なのかもしれない。でも、最後には必ず「知る瞬間」が訪れることを切望。私は知りたい!!!
『新参者』東野圭吾╎ホロリとする人情ミステリー
『誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方66のルール』野口敏╎心と心で会話する。
「心と心で会話する」というのになるほど!
「話す」ことばかりに意識を向けていたけれど、これからは「聞く力」を意識したい。